すぐには出てこないやっかいな奴
年末年始は旅行や帰省で車の運転をする機会が増える人も多いかと思います。
日頃慣れてない長距離運転で無事目的地に着いたとき腰や背中が痛くなることもあるでしょう。
でも腰や背中の痛みは適切な休養を取ればそれなりに回復します。
むしろ気をつけなくてはならないのが「首のコリ」です。
車を運転する=絶えずいろいろなところに目を配っている→頭と首が固定されている状態を意味します。
人間の頭は体重の10%前後と言われていて、60kgの人なら6kg位の重さがあります。
例えるならボウリングをする際、その人が選ぶ球の重さと同等です。
想像してみてください。
ボウリングの球を台座に乗せて3~4時間動かさずにいたら、台座にかかる力は相当なものかと思われます。
しかも台座=首の筋肉は背中や脚と比べ細くたよりないものです。疲れてしまうのは当然のことです。
首の筋肉は疲労してもすぐには痛みが出ない場所です。
ゆえにそのまま放置しがちだし、痛みが出たときにはかなり疲労がたまっている状態の可能性が高いのです。
そのことを頭に入れて、3時間以上の長距離運転をした際には、頭の重さから首をときどき解放してあげてください。例えば
①頭を後ろに下げる(顔を上に向ける)
②頭を左右に逃がす(首をかしげる)
③硬くなった首の筋肉をねじって老廃物が流れるのを促す(顔を横に向ける)
これらをできれば1時間に一回の割合でやってもらえると、後々「首が痛い」という悩みをしなくてもよくなるのではないかと思います。