ミドルエイジからできる筋力アップの方法
ミドルエイジ、シルバーエイジの人がお医者さんによく言われることの一つに
『もっと筋力をつけましょう』というのがありますが、
私から言わせれば「ちょっと待ってよ」と口を挟みたくなります。
「中性脂肪が多い」だの、「骨密度が低い」だの、筋力をつけなきゃいけない理由はわかりますが、
肝心の「どんな方法で筋力をつけたらよいのか?」「何をどれくらいの回数・期間をやれば効果が期待できるのか?」
といった説明が欠けていることが往々にしてあります。
そこで今回は整体師の立場から
1.どの場所を重点的にやったらいいのか?
2.その場所をどのような運動で鍛えればいいのか?
の一例をお話ししたいと思います。
まず、重点箇所ですが、
「A:背中」「B:太もも」「C:二の腕」「F:ふくらはぎ」この4カ所が望ましいです。
AとBは体の中で1.2を争う大きな筋肉なので、効率よく筋力を増やせる場所
CとDはたいていのミドルエイジがやせ細っているので、伸びしろがあります。
背中の筋肉は、下半分の広背筋を鍛えます。
日常生活で前にかがんだり、背中をそらすのは比較的多くやっていると思いますが、
横にねじるのはあまりやっていないのではないでしょうか?
よって、直立した状態で下半身の位置を変えずに上半身だけ左に向けます。
そのとき、腕→胴体→顔の順でやりがちですが、これではほとんど効果がありません。
正しくは、顔を左に向け目いっぱいになったら、胸を左に向け、最後に手を左に持っていきます。
それを左右交互に10回くらいやるといいでしょう。
このやり方だと筋肉を傷めずに鍛えることができると思います。
太もも、二の腕、ふくらはぎの鍛え方については、次の記事でお話しいたします。