正月明け、肩こりで困らないための秘策

日本人は「肩こりになりやすい人種」とよく言われます。理由については諸説あります。

  • 欧米人と比べて筋肉量が少ないから?
  • 手先が器用で細かい作業をよくするから?

どれも一理ありますが、私が日々施術をしていて確信しているのは、もうひとつの理由です。

目次

下ばかり見ている習慣

それは「下ばかり見ている」という習慣です。

もちろん、足元に落ちているものを探しているわけではありませんし、転ばないよう下を向いて歩くのはご高齢の方に多いかもしれません。けれど街を歩いてみると、年齢に関係なく斜め下を見ながら歩いている人は意外と多いのです。

最近ではスマホ文化の影響も大きいでしょう。長時間下を向いたままの姿勢が続くと、首や肩まわりの筋肉に偏った負担がかかり、肩こりを引き起こしやすくなります。

年末年始におすすめの習慣

もし「自分も下を向く姿勢が多いかも」と感じたら、年末年始の休みにぜひ取り入れてほしい習慣があります。

それは、直立して顔を天井や空に向ける動きです。私はこれを「ウルトラマンが空に帰るときのポーズ」と呼んでいます。

下ばかり見ていると、首は下方向の筋肉ばかりが使われ、反対側の筋肉は硬くなってしまいがちです。このポーズをとることで、首の前後の筋肉をバランスよく伸ばし、偏りをリセットできます。

恥ずかしいときの工夫

「人前でやるのはちょっと恥ずかしい」という方もいるでしょう。その場合は、トイレやお風呂など、一人になれるタイミングで試してください。1日に数回でかまいません。短い時間でも積み重ねることで、首や肩の緊張がずいぶん楽になります。

正月明けを快適に迎えるために

正月休みが終わって「肩こりがつらい…」とならないために、ぜひこの習慣を身につけてください。日常生活の中で取り入れやすく、道具も場所も必要ありません。

もしそれでも肩や首のこりが強く残るときは、整体で筋肉をゆるめ、姿勢のバランスを整えるのがおすすめです。新しい一年を軽やかにスタートするために、体のケアをぜひ大切にしてください。

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