腰痛になりにくい前屈のやり方
膝が曲がらないために、前屈(前かがみ)を多くやり、腰痛になりやすいお客様の話をしました。
しかし、前屈を多用すると必ず腰痛になりやすいということではありません。
実は前屈をやる際の「正しい姿勢」というのがあり、それを守れば腰痛はかなりの確率で回避できます。
前屈をするときに一番重要なのは「頭を下げない」ことです。
立った状態から前かがみになる際、あごを引かず、背中と首をまっすぐ維持します。
そうなると、どうしても膝を曲げずにはいられませんが、これでいいのです。
写真①の状態ができたら、膝を伸ばし、可能な範囲で太ももの後ろの筋肉を伸ばしていく、これでOKです。
初めから写真②のような状態を望まなくていいのです。
背中を伸ばしたまま、顔の位置を維持し、その状態でできる範囲が今のあなたの伸ばせる範囲なのです。
筋肉はやればやっただけ結果が出ますので、根気よく毎日続けて行けば写真②に近づいていきますし、
そうなれば、腰痛が起こる可能性もだんだん減ってくると考えられます。