地味だけど意外と疲れるのよね
明日で仕事納めという人も、残りの三日間に待ち受けているのが「大掃除」ですね。
窓ふきなどダイナミックに体を動かす作業をやると、あとで体が痛くなると思われがちですが、実は意外と体にこたえるのが「棚の整理」です。
窓ふきは腕を大きく動かし、挟み込むような力の入れ方をするので「肩甲骨」に負荷をかけます。
これは日頃動かしていない筋肉を急に使うので筋肉痛にはなりますが、放っておけば解消されます。
それに体全体を使ってやっているので、疲労が一カ所に集中することはありません。
それに比べ、棚の整理は座ってやる場合が多く、上半身の筋肉に負荷が集中しがちです。
本来、腕の上下というのは、まず背中の上半分にある「僧帽筋」を動かし行います。
すると少し遅れて背中の下半分にある「広背筋」が僧帽筋を後押しするように動きます。
いわば、「僧帽筋」と「広背筋」の連係プレイですね。
これを立った状態で行えば連係プレイが成り立ちますが、座って行う棚の整理の場合、広背筋があまり動かず、僧帽筋ばかり使って動かすことになります。
この「僧帽筋」という筋肉はゆっくり大きく動かすのは割と得意なのですが、小さく速く動かすとすぐ凝り固まってしまう弱点があります。
棚の片づけというのは、いったん取り掛かってしまうとなかなか途中でやめられなくなります。
そして終わった頃には「背中が痛い」ということになりかねないのです。
さて、このようなことを防ぐにはどうしたらいいでしょうか?
例えば、立ってできる棚の片づけを織り交ぜて、座りっぱなしor立ちっぱなしにならないよううまく計画を立ててやればいいかと思います。