太ももの筋肉が張ってしまう原因は?
人間の筋肉には凝ったり張ったりするとすぐわかる個所とそうでないのがあります。
太ももの外側の筋肉「外側転筋」、ここは疲労してもちょっとやそっとじゃ痛みは感じません。
それゆえ、痛みが顕著になる前に「立ってられない」という機能不全現象が起こりました。
では、太ももの外側が張ってしまうと、なぜ立ってられなくなるんでしょう?
「外側転筋」の主な役割は「転倒防止」です。
人間は前後に押される力には、お腹・背中・太ももなど複数の筋肉で対抗できるのですが、
横から押される力には、押されたのと逆の脚に重心を乗せることでしか対抗できません。
不意にくらった衝撃に瞬時に対応する筋肉が「外側転筋」なのです。
ただ、日常において何かに横側から押されることなど、そうあるものではありません。
だから、この型の場合、上半身の体幹(インナーマッスル)がしっかりしていないので
横にふらふらしやすい体を、外側転筋が常時支えてる
というのが、もっとも自然な解釈かと思います。