遊んでいる筋肉を復活させる方法
昨日の記事で、60代以降の人が、ひざ痛を防止するには
太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)を「鍛える」のではなく
「遊んでいる筋肉を使う」という発想でいいと書きました。
「歩きましょう」「筋肉を鍛えましょう」
というアドバイスをお医者さんからもらっても、実行できる人は少ないです。
なぜならば、10代20代ならまだ運動の機会がありますが
仕事が超多忙な30代40代を過ごしているうちに
「運動する」「筋肉を鍛える」なんて忘れてしまった人がたくさんいるからです。
50代になって、さほど多忙じゃなくなった頃には
生活のパターンも確立し、最小限の動作で毎日を過ごせるようになります。
「できるだけ楽しよう」という気持ちが、無意識に働いている人は多いと思います。
そこで、この状態から、無理なく脱却できる方法を考えてみます。
*パターン化する → 使っている筋肉と使っていない筋肉がはっきり分かれる
*楽しようとする → 一日に最低限度使わなきゃいけない運動量を下回る
と解釈できるので、まずはあなたが比較的使っていない筋肉はどこか?ということを
調べるところから始めるといいと思います。
使っていない筋肉は
①力が無い(弱い) ②柔軟性が無い(硬い)
という2つの特徴がありますが、
①について、どの程度の力があれば合格なのかは、自分で判断するのは難しいです。
「昔は、こんなもの楽々持てたのに」といった若い時との比較をしても、
そこまで戻すのは至難の業であり、考えなくていいです。
②については、整体で「股関節の可動域」を調べれば一発でわかります。
・仰向けに寝たときに膝の裏がぴったり着くか?
→できなければ、太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)が硬くなっている可能性があります。
そこまでわかれば、まずは整体で大腿四頭筋をほぐして柔軟性を回復させ、
その後は、ぶり返さないように、大腿四頭筋を使う動作を日常に取り入れればいいです。
では、具体的にどうしたら?
立った姿勢で、足の裏を絶対浮かさないようにして、片方の膝を曲げる。
そうすると、伸ばした方の足がピーンと張って、自然と大腿四頭筋を使うことになります。
また、椅子に座る際に、意識してゆっくり座る(軟着陸する)という動作も有効です。
当店に来ていただければ、お客様の大腿四頭筋の状態を調べ、柔軟性を復活させ、
ひざ痛が再発防止できる動作を詳しくお伝えすることができます。
※パターン(2):「長い時間座っていて、急に立ち上がろうとすると痛む」は、次のブログ(11/24掲載予定)で書きます。