朝晩の冷え込みがぐっと強くなり、足先の冷たさに悩まされる季節になりました。実は私自身、数年前まではひどい冷え症でした。紅葉が終わる頃から翌年の桜が咲くまで、毎年のように「足先の冷え」や「かかとのかさつき」に悩まされていたのです。
整体師になったことをきっかけに「この冷え症をなんとかしたい」と思い、いろいろな方法を試してきました。そして数年かけてたどり着いたのが、冷えを根本から改善するための一つのヒントでした。
冷えのカギは「血流の通り道」
脚は股関節から足の指先まで長い距離があり、その中で血流がスムーズに流れる場所と、滞りやすい場所があります。実際に体を触ってみると、ある部分までは温かいのに、その先から急に冷たいということがよくあります。
私自身の経験からも、滞りやすい部分を重点的にゆるめてあげると、比較的短期間で足冷えが改善することが分かりました。血流が回復すれば、自然と体が自ら温まる力を取り戻していくのです。
体質改善には時間が必要
ただし、これは一時的な「その場しのぎ」ではなく、いわば体質改善です。ですから効果を実感するにはある程度の期間が必要です。短くても1か月半ほど続けることで、冷えにくい体に変わっていきます。
花粉症の治療を思い出してください。症状が出てから始めるより、少し前から準備をした方が効果的ですよね。冷え症対策も同じで、「冬本番が来てから慌てる」のではなく、「寒さが本格化する前に始める」ことが肝心です。
冷えを防ぐためにできること
日常生活でできる冷え対策もあります。
- 腹巻きやレッグウォーマーで体を冷やさない
- 1時間に一度は立ち上がって歩く
- 足首や股関節を回して血流を促す
- ぬるめのお風呂にゆっくり浸かる
これらを組み合わせると、より早く体の変化を実感できるでしょう。
まとめ
足冷えは「冬だから仕方ない」と諦める必要はありません。体の巡りを整えれば、冷えにくい体を取り戻すことができます。
もし「毎年つらい足の冷えに悩んでいる」「自分で工夫しても改善しない」という方は、整体で下半身の血流を整えるケアを受けるのもおすすめです。冬本番を迎える前に、冷え知らずの体づくりを始めてみませんか?