血圧が低い人の冷え症対策|体を温める「巡り改善」のコツ

冬になると、足先や手先の冷えに悩む方が増えます。ニュースで「大雪で飛行機が止まり、空港で一晩過ごした人たち」の映像を見ても、「あの寒さは自分には耐えられないな」と感じるほど、私は昔から寒さが苦手でした。

実は私自身、数年前までは典型的な冷え症でした。紅葉が終わる頃から翌年の桜が咲く頃まで、毎年のように足先の冷えとかかとの乾燥に悩まされていたのです。整体師になったことをきっかけに、自分の体を使っていろいろ試してみた結果、冷えを改善するヒントが見えてきました。

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冷え症にもタイプがある

ひと口に冷え症といっても、人によって原因や対策は違います。私の場合は「血圧が低め」という体質が関係していました。血圧が低いと、体全体の血流がゆるやかで、体の隅々まで熱が届きにくいのです。

証拠に、じっとしていると手足の先が冷たくなるのに、買い物に出たり家事を始めたりすると、すぐに温まるという特徴がありました。これは、動くことで血流が一時的に促され、体が自分の力で熱を生み出せるようになるからです。

冷えを招く部位と改善のポイント

観察しているうちに、股関節から足先までの中で「熱が逃げやすい場所」と「血流が滞りやすい場所」があることにも気づきました。

  • 膝まわり → 筋肉が少なく、熱が逃げやすい。重ね着や保温を意識する。
  • ふくらはぎ → 血液の通り道が狭くなりやすく、冷えを感じやすい。マッサージや整体でほぐすと効果的。

特にふくらはぎの血流を良くすることで、足先の冷たさがかなり軽減されます。

体質改善は「少しずつ続ける」こと

冷えの改善は、1回で完結するものではありません。体は急激な変化には抵抗しますが、少しずつ整えていくと自然に順応していきます。これは筋肉や血管、自律神経などが「新しい巡り」に慣れていくためです。

短期間で結果を求めるより、「毎日の小さな工夫」や「定期的なケア」を続けることが、根本改善への近道です。

まとめ

血圧が低めの冷え症は、体の熱量そのものよりも「巡りの悪さ」に原因があります。動くことで血流が良くなるなら、整体でその通り道を整えてあげると、さらに効果的です。

足先が冷たくて眠れない、手先がいつも冷たいという方は、整体で血流を整えて体の内側から温まる力を取り戻しましょう。

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