「今日はなんだか疲れている」
「たいして動いていないのにだるい」
そんなとき、体ではなく脳や心が疲れているのかもしれません。
私自身も体験しています
私は整体師であり、同時にパソコン教室の講師もしています。
「動く」整体と、「座って作業する」パソコン・・。
動と静のバランスが取れている方だと思っていますが、
それでも「なんだか疲れが抜けない」と感じる日があります。
振り返ってみると、その疲れの正体は“体の疲れ”ではありませんでした。
そこで気づいたのが、「脳疲労」と「精神疲労」という2つのタイプの存在です。
難しいことに挑戦したあとの「脳疲労」
パソコン教室では、お客様のトラブル対応を行うことがあります。
どんな使い方をしているのか詳しく分からない状態で、
短時間で最適な解決策を見つける・・これはかなり頭を使う作業です。
私は複数の方法を準備し、「この手がダメなら次はあの手」というように、
成功率の高い順に実行していきます。
お客様が喜んで帰られると私も嬉しいのですが、
そのあとぐったりしてしまうことがあります。
これは、まさに「脳疲労」です。
情報を大量に処理し、整理し、判断することで、
脳の血流や神経がオーバーヒートしている状態です。

そんなときは考えるのをやめ、
パソコンやスマホなどの視覚情報をシャットアウトします。
しばらく静かに過ごすと、脳の血流が回復し、
再び集中できるようになります。
人間関係からくる「精神疲労」
もう一つは、人との関わりで生じる疲れです。
いわゆる「ストレスによる疲れ」で、
神経が高ぶり、心が休まらなくなる状態を「精神疲労」といいます。
私は個人で仕事をしているため、
日常的な人間関係のストレスは少ない方かもしれません。
それでも、考え方が合わない相手と関わらなければならない場面では、
心がモヤモヤすることがあります。

昔は外に出て遊ぶことで発散していましたが、
今ではしっかり眠ることを大切にしています。
十分な睡眠をとることで、
「人との関わり方」や「自分の考え方」を自然にリセットできるようになりました。
脳疲労・精神疲労の整体アプローチ
整体では、脳や心の疲れに対してもサポートができます。
- 脳疲労の場合
首や頭まわりの筋肉をやさしくほぐし、
頭部への血流をスムーズにしてあげます。
脳に新鮮な血液が届くと、思考がクリアになりやすくなります。 - 精神疲労の場合
自律神経が通る背中まわりを中心に、
やや弱めの圧で全身を包み込むように施術します。
強すぎる刺激は逆効果になるため、
ゆったりとした施術で心身の緊張をほどいていきます。
疲れには、体・脳・心の3つの層があります。
どこに負担がかかっているかを想像しながら、
一人ひとりに合った施術を行うことで、
自然な回復をサポートすることができます。
まとめ
動いていないのに疲れるとき ・・。
それは、体ではなく脳や心が疲れているサインかもしれません。
休むだけでなく、「考えるのをやめる時間」や「深く眠る時間」を
意識的に作ってみましょう。
もし長く続くようであれば、
整体で血流と自律神経を整え、回復のスイッチを入れてあげてください。
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