冷え症といっても、人によって現れ方はさまざまです。大きく分けると次の3タイプがよく見られます。
- 手足の先端が冷えるタイプ
- 足先だけが冷えるタイプ
- お腹を中心に体の内側が冷えるタイプ
今回は、その中でも「足先だけが冷えるタイプ」についてご紹介します。
目次
子どもの頃からの体質?
私自身も子どもの頃から、この「足先冷えタイプ」でした。冬場の教室では足がとても冷たく感じるのに、家に帰ると平気。お風呂に入ってそのまま布団に入れば、足はポカポカのまま朝まで眠れる、そんな経験を繰り返していました。
このことからもわかるように、足先冷えの原因は「血流の滞り」である場合が多いのです。座っている時間が長いと足先の血流が悪くなり、冷たさを感じやすくなります。
動けば改善するタイプとそうでないタイプ
足の冷えには2つのケースがあります。
- 少し動けばすぐ温まる人
→ 一時的な血流の滞り。運動やストレッチで改善しやすい。 - 動いてもなかなか温まらない人
→ 腰やお尻、太もも、ふくらはぎなどに「こり」「むくみ」「老廃物の固まり」があり、血流そのものが慢性的に妨げられている可能性が高い。
この2つを見極めることが、冷え改善の大切なポイントです。
改善のためのアプローチ
「足先冷えタイプ」の方がすぐにできる工夫は次のとおりです。
- こまめに体を動かす:長時間座りっぱなしを避け、1時間に一度は立ち上がって歩く。
- 足首を回す・ふくらはぎをほぐす:血液を押し戻すポンプの役割を助ける。
- 入浴で血流を促す:ぬるめのお湯にゆっくり浸かることで全身の血流が改善する。
それでも冷えが続く場合は、単なる生活習慣の問題ではなく、下半身の筋肉や血流の滞りが強いケースかもしれません。
整体でのケア
整体では、足先の冷えが気になる方には下半身の施術を中心に行い、血流の改善を目的としたケアを提供しています。腰・お尻・太もも・ふくらはぎを緩めることで、足先までの血の巡りがスムーズになり、冷えの軽減につながります。
まとめ
足先の冷えは「体からのサイン」です。軽度なら日常の工夫で改善できますが、動いても温まらない場合は、血流を阻む原因が隠れているかもしれません。つらい冷えをそのままにせず、整体で血流を整えて快適な冬を過ごしましょう。