寒くなると、自然と水分を摂る量が減りますよね。
しかし、この「水分不足」こそが、実は足のむくみを引き起こす原因のひとつなのです。
多くの方が「むくみ=体に余った水分」と思いがちですが、実はそれは半分正解で半分間違い。
本当の正体は、水ではなく**老廃物(体の中で出た“燃えかす”)**なのです。
むくみは「体の燃えかす」がたまった状態
人は酸素と食べ物を取り入れ、体の中でエネルギーを作り出して生きています。
その過程で行われているのが「燃焼活動」。
体を動かしたり、体温を保ったりするための熱を作る活動です。
ところが、何かを燃やせば必ず「燃えかす」が残るように、体の中でも同じことが起こります。
この燃えかすが老廃物であり、リンパの流れが滞ると、重力の影響で特に**下半身(ふくらはぎ・足首)**にたまりやすくなります。
イラストのように、燃えかすが足元にたまると、体がだるく感じたり、冷えを伴うこともあります。
老廃物を流すための2つの条件
では、この「燃えかす」をどうすれば片づけられるのでしょうか?
それには次の2つの条件が必要です。
① 流れるための“水分”があること
② 流すための“動力”があること
まず①の水分について。
冬は喉の渇きを感じにくいため、水分摂取が極端に減りがちです。
しかし、体内のリンパ液や血液を流すには、ある程度の水分が必要。
水が足りないと、老廃物を運ぶ「川」が干上がってしまうのです。
次に②の動力とは、筋肉のポンプ作用のこと。
足首を回したり、かかとを上げ下げしたりするだけでも、ふくらはぎの筋肉が動き、リンパの流れが改善されます。
冷えやむくみを放置しないために
冬こそ、意識して「水を飲む」「体を動かす」ことが大切です。
そして、すでに足が重い・だるい・冷えるという方は、老廃物が流れにくくなっているサインかもしれません。整体では、足元の滞りをほぐし、全身の循環をスムーズに整えていきます。
お風呂と水分補給に整体ケアを組み合わせれば、冬でも軽やかな体を保てますよ。