今週は春のような暖かさが続いていましたが、週末にはまた平年並みの寒さに戻るそうです。
このように寒暖差が大きい時期に気をつけたいのが、「冷えからくる痛み」です。
人の体は、少し冷えたくらいではすぐに痛みを感じることはありません。
しかし、体がすでに「痛みが出る寸前の状態」だったところに冷えが加わると、痛みのスイッチが入ってしまうことがあります。
「痛みが出る寸前の状態」とは?
この状態をつくる原因はいくつかありますが、代表的なのは次の2つです。
① 疲労がたまっても何もしないタイプ
仕事や家事で疲れがたまっても、「とりあえず横になるだけ」で終わらせてしまう。
この状態を繰り返すと、筋肉のすき間に小さなコリの塊ができ、筋肉が硬くなって柔軟性を失っていきます。
② 運動不足のタイプ
長時間座りっぱなし、立ちっぱなしなど、同じ姿勢が続く生活をしていると、使わない筋肉がやせ細っていきます。
すると、ちょっとした作業でも体に負担がかかり、筋肉の中に疲労がたまりやすくなります。
結果として、ここでもコリの塊が生まれ、痛みが出る土台ができてしまうのです。
冷えが「痛み」を引き起こす仕組み
体が温かいと血流が良く、筋肉にできたコリも比較的スムーズに解消されます。
しかし、冷えによって血流が悪くなると、筋肉の修復機能が働きにくくなり、硬くなった筋肉を無理に動かしてしまいます。
その結果、筋肉を傷め、**「冷えが引き金となる痛み」**が起こるのです。
たとえば、冬場に「朝起きたら首が回らない」「夕方になると腰が痛い」と感じるのは、まさにこのパターンです。
「冷えからくる痛み」を防ぐためのポイント
予防の基本はシンプルです。
- 疲れを感じたら、湯船にゆっくり浸かって体を温める
- 定期的に整体などで筋肉をほぐし、血流を整える
- 適度な運動で筋肉を「使う習慣」を保つ
- しっかり睡眠をとり、疲労を翌日に持ち越さない
これだけで、体の中に「痛みの予備軍」をためこまずに済みます。
まとめ
冷えは痛みを生む“直接の原因”ではなく、“最後の一押し”になることが多いものです。
だからこそ、体を温め、血流を保つことが最大の予防になります。
もし最近、「体が冷えると痛みが出やすい」「朝のこわばりが取れない」と感じる方は、整体で筋肉のバランスを整えてみませんか?
冷えにも痛みにも負けない体を、一緒につくっていきましょう。