『左足を着くたびにズキッと痛む。運動もしてるのに、なんでだろう?』
そう言って左足を引きずりながら来院されたお客様がいました。
私自身は医師ではありませんので「診断」はできませんが、これまで多くのケースをみてきた中で「似た症状がこうした施術で改善した」という実例はいくつもあります。
きっかけは“いつもより頑張りすぎたストレッチ”
詳しくお話を伺うと、「股関節を開いたり閉じたりするストレッチをいつもより多くやった」とのこと。
具体的には普段50回のところを100回行ったそうです。
ストレッチは本来、硬くなった筋肉を柔らかくして血流を良くするもの。
しかし、やりすぎると逆に筋肉を疲労させ、回復が追いつかなくなることがあります。
股関節まわりの筋肉が張ってしまうと、足を動かすたびに痛みを感じるようになるのです。
冷えも重なって悪化する
この時期は冷えも大敵です。
寒いと血流が悪くなり、筋肉内に「老廃物」や「熱のこもり」がたまりやすくなります。
特にラニーニャ現象のように気温が急激に下がる年は、普段より筋肉が固まりやすく、疲労が抜けにくくなる傾向があります。
そのお客様にもまず、足全体の血流を整える施術を行いました。
最初は少し痛がっていましたが、しばらくすると「全然平気になってきた」と表情がやわらぎました。
コリの正体は「ゴルフボール大の塊」
次に股関節周辺を触ってみると、ゴルフボールほどの硬いコリが見つかりました。
反対側(右側)を触ってもらうと「全然違う、こっちは痛くない」とのこと。
つまり、痛みの原因は股関節の奥にある筋肉のコリだったのです。
その後、お尻の奥深くにある筋肉を丁寧にほぐしていくと、足を引きずるような痛みはどんどん軽くなっていきました。
1回の施術では取りきれませんでしたが、2回目の施術のあとには
「痛み、どっか行っちゃったよ」と笑顔で帰られました。
股関節は“全身の要”
股関節は上半身と下半身をつなぐ要の部分です。
ここが硬くなると、足だけでなく腰や背中にも影響が及びます。
また、血流やリンパの通り道が滞ることで冷えやむくみが悪化することも少なくありません。
まとめ
ストレッチや運動は体に良いものですが、「やりすぎ」や「冷え」が重なると、かえって痛みを引き起こすことがあります。
筋肉の疲労や血流の滞りを感じたら、無理をせず一度リセットすることが大切です。足の痛みや股関節の違和感が続く方は、整体でバランスを整えてみませんか?
あなたの体に合ったケア方法を一緒に探していきましょう。