首痛と肩こりは密接な関係がある
「落下物で首を痛めた後、肩こりになる」当店のお客様でも数例あります。
それではなぜ、首の痛みが引くと、肩こりになる場合があるのでしょうか?
それは「首の役割」と大きなかかわりがあります。
首の役割は主に
・頭を支える
・心臓から脳へ血液(酸素と栄養)を送る
・脳から出た指令を体の各所に伝える
などですが、整体の見地から言うともう一つあります。
・肩の動きと頭の動きを連動させない
これについて、詳しくお話ししたいと思います。
「肩」という部位は日常激しく動きます。(仕事、作業、運動など)
それに対し「頭」というのは中に「脳」が入っているため、激しく動くことはあまり好ましくありません。
この激しく動く「肩」とあまり動かしたくない「頭」は割と近くにあるので、互いが影響されやすい関係にありますが、
その間にある首の筋肉が伸縮し、普段は臨機応変に対応しているのです。
ところが、首に打ち身が起こるとしばらく安静にしなくてはいけないため、
頭と肩をつなぐ首の筋肉が硬直し始めるのです。
打ち身による腫れ・痛みが引いた後、すみやかに首のコリを解消しないと、
頭と肩の間の筋肉がうまく伸び縮みせず、さらには「腕が上がらない」という事態を起こしてしまうこともあるのです。