人は初めてのことに遭遇すると戸惑います。それが身体の異常ならなおさらです。
昨年最後のお客様は、本人も自覚するほどの慢性の肩こりですが、ひと月ほど前から現れた症状に悩んでいたそうです。
『腕があがらない・・無理に上げると痛い。正月に十分な休養をとればなんとかなるだろう』最初はそう考えていたみたいですが、『年越しカウントダウンライブをちゃんと楽しみたい』とご来店されました。見た結果、「四十肩」だとわかりました。
ここで「四十肩」について簡単に説明しましょう。
「四十肩」とは【腕が目線より高く上げられなくなる症状の総称】でその原因は様々です。昔は老化による筋肉の衰えや、女性の場合は更年期障害の影響などで五十代以降の人に多かった症状でした。
近年ではIT化により長時間座ったままパソコンやタブレットを使い続けると、腕や肩の一部の筋肉しか使わなくなり、その結果あまり使わない筋肉が硬直してしまい比較的若い四十代の人にも起こるようです。
ちなみに「五十肩」と「四十肩」は同じ症状名です。四十代の方に、特に女性に「五十肩」と呼ぶのは失礼に当たるからという配慮で名付けられたみたいです。このままIT化が進むとそのうち「三十肩」なんて症状名が追加されるかもしれませんね。
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