体の連動を利用して正しい姿勢を身に着けよう
「骨盤を立てると正しい姿勢ができる」それについてもう少し説明します。
まず、猫背の矯正は座り姿勢からマスターし、立ち姿勢に応用する方がスムーズです。
(これについては、別のところで説明するとします。)
猫背な姿勢を正すために必要な4つの動作、
①あごを引き ②肩甲骨を寄せて胸を張り ③お腹を凹ませ ④お尻はきゅっと締める
のうち、④は座っている状態ではできません。
その代わり、お尻の中に骨盤が入っているとイメージしてもらって、
それを立てるというか、とがっている座骨を地面に突き刺すイメージで座ってもらいます。
すると、お腹を出している状態が、意外としんどくなるので、自然とひっこめます・・③
また骨盤を立てることを意識するということは、下方向に意識が向くので
自然と視線は下方向、すなわちあごをひいた姿勢になります・・①
その状態で胸をすぼめてしまうと、あごが胸元に近づき、呼吸が苦しい状態になるので
自然と胸をそらしてしまいます。・・②
「風が吹けば・・桶屋が儲かる」ではありませんが、
座った姿勢で骨盤を立てれば、正しい姿勢が、連動してできるということなのです。