6月10日に入国制限が緩和され、外国人観光客の受け入れがツアー客限定で再開されました。街中はマスクを着けていること以外はもうすっかり以前と同じような風潮になってきていますが、本当に大丈夫なのか私なりの裏付けをとってみることにしました。

データ1:2020年4月7日の緊急事態宣言から2022年6月17日までのトータルをとって1日の平均感染者数を計算する

日数(A)総感染者数(B)1日あたり平均感染者数
(B÷A)
直近の新規数
(6/11~17の平均)
802日912万4925人11377人14118人

ピークのときも落ち着いているときも含め、平均すると一日あたり11377人感染しています。直近の数字はその平均値を上回っています。お酒が絡む会食はまだ控えたほうが良さそうですね。

データ2:2019年のインフルエンザ関連の死者数と、2年2カ月の新型コロナ死者数の比較

日数(A)総死者数(B)365日あたり死者総数
(B÷A×365)
インフルエンザ死者数
(厚労省人口動態統計より)
802日31003人14109人3571人

新型コロナの死者はインフルエンザ関連死者の4倍いることがわかります。『若いから大丈夫』とタカをくくるのは早計かもしれません。

データ3:死者数増加ペースを見える化した

オミクロン株は昨年夏に流行したデルタと比べて死亡率は格段に少ないという評価ですが、死亡者数ではむしろ増加ペースがやや速くなっています。

これらの3つのデータから言えることは、
①流行のペースは今でも平均以上
②オミクロンでも死者増加ペースは変わらない
③感染した若い人を媒介に基礎疾患を持つ高齢者にうつしたら死亡する可能性はまだ十分にある。

マスクを外さなければならない飲み会や、クローズされた空間に長時間いなければならないコンサートなどのイベントの参加は、まだお預けのようですね。でも、それを解禁する基準がないとずっとモヤモヤしてしまいそうなので、私なりの基準を決めました。

データ4:私の基準

右はここ一年くらいの新規感染者数の推移です。デルタ株が一段落した昨年10~12月並みに
なれば安心して行動できます。したがって、新規感染者数(7日間平均)5千人以下になったら会食のお誘いも解禁します。逆にマスクを外さなくて済む少人数の打合わせの場や、2メートルの距離を取れる野外レジャーのお誘いは、今でも積極的にお受けしようと思っています。

※データは全て「NHK 新型コロナウイルス 特設サイト」から引用しました。