2月22日時点の重症者数は1504人。先月に私が言った「重症者1000人を超えると黄色信号、1500人を超えると赤信号と推測」のレッドラインを超えました。しかし、新規感染者数は2月11日をピークに下落傾向にあるので、そこから約3週間の3月4日まで持ちこたえれば、重症者数も下がっていくことでしょう。気になるのは、死亡者数が意外と多いこと。昨年8月のデルタ株の流行時ピークをはるかに上回っています。しかしこれは平均気温の昨年比較で説明がつきます。

図1:オミクロン株 新規感染者数と死者数の推移

デルタ株と比べピーク値が高いのは「夏より冬の方が免疫力は下がる。とりわけ今年の冬は寒いから」ということだと思います。やはり感染症対策は「移りやすい場所に行かない」こともさることながら、

「巣ごもり生活でも免疫力を下げない努力を怠らない」ということに尽きると思います。

参考までに、英国・米国・豪州の新規感染者数の推移もご紹介します。オミクロン株は12月中旬から流行りだし、1月中旬にはピークを迎え、現在は流行前の数値に戻りつつあります。日本も同じ傾向をたどると信じて、もうしばらく耐え忍びましょう。

(注)各国の人口に合わせてピーク値を変えています。グラフ山なりの傾向にご注目ください。

感染者数のグラフは全て「NHK新型コロナウイルス特設サイト」より引用しました。