8月19日付の全国重傷者数は1765人。今年1月のピークが約1000人、5月が約1400人とピークの度にその数は増えています。前回、【デルタ株(インド種)の流行に細心の注意を払い、ドイツやカナダの良いところを真似れば収束に向かう】と予想しましたが、そううまくは行きませんでした。

ワクチン接種と感染者数の動向を5月から一覧表にしてきましたが、少し条件を変えました。

①デルタ株は1回接種では効果が期待できないことから、人口に対し2回接種をした人の割合を集計

②今年1月時のピークを基準に減少率と、100人当たりの発生率を集計

表からわかることは

(1)イギリスとアメリカは封じ込みに失敗。ノーマスク解禁が早すぎたのでは?

(2)ドイツとカナダが優秀。見習うべきことが多いと思われる。

(3)日本の新規感染者数はピークの2.5倍。1月時よりひどいのは先進国の中で日本だけ。

つまり、ワクチン2回接種率を60%以上に持っていかなければ、次の一手が打てないということです。

【デルタ株、今までと何が違う?】

国立感染症研究所の調べによると、国内では今年5月下旬の段階で、アルファ株(イギリス発祥)がコロナ患者の90%を占めていたが、8月16日に行った推計では、首都圏ではほぼ100%、地方都市でも90%がデルタ株に置き換わったとみられています。カナダのトロント大学のグループが、今年8月に20万人の新型コロナ患者を分析した結果、従来のウイルスなどに比べて、「入院リスクが2.1倍、重症化リスクが3.3倍、死亡リスクが2.3倍になった」と発表しています。日本国内の重症者数が、

1000人(1月)→1400人(5月)→1765人(8/19)と増えているのも頷けます。

このデルタ株に「有効打」はないのでしょうか?強力版とはいえ「飛沫によって人に感染する」という特徴は変わらないので、今までに私たちが知りえた情報を元に、3つの有効策が考えられます。

①2mのソーシャルディスタンス(他人の飛沫が自分の粘膜に届かない距離)

②1m以下の至近距離に15分以上いないようにする。マスク着用しているとしても。

 ③家族以外と対面コミュニケーションをした後は、すぐ手洗い(無意識に顔を手で触っている)

今一度、原点に戻って、昨年5月と同じ生活をやらないと打開策は見えてこない気がします。