全国の重症者数 |
6月4日付の全国重傷者数は1198人。ピークは過ぎたものの、医療現場のひっ迫度はまだまだ続いています。私個人にできることは①飲み会に行かない②人混みをさける③手洗いとマスク着用をこれまで通りやる④打ち合わせもできるだけリモートでやる・・というところです。
それでは、各国のワクチン接種状況の続報です。イスラエルはほぼ完了したためデータ不在でしたが、他国で新しい動きが見られました。
(1)米、英、独の新規感染者数はピーク時と比べ90%以上減少している。これをカナダが80%減で追いかけている。これら4か国に共通するのは「1回目のワクチン接種率が4割を超えている」と
いうことである。
(2)インドの新規感染者数はピーク時の1/3になった。ひと月前と比べ接種率は9.4→12.6と微増に見えるが、4500万人の接種を4週間で終わらせたのは、各国の支援の効果が出ていると言える。
(3)100人当たりの新規感染者数を計算し、日本の数字を「1」とした場合、各国がどのくらいなのか調べてみた。先進国は2倍程度、インドは5倍、南米は14~17倍だった。ひと月の接種のペースはチリ43.4→57.2%、ブラジル14.7→22.4%と決して遅くはないが、医療体制や衛生状態のレベルによって、感染抑制力が出にくいのではと思われる。
(4)これからのワクチン接種ペースを予想するに、経済状況や衛生環境面からみて、ドイツの例が参考になる。6月の日本の接種回数はドイツの3月中旬と同じくらいなので、あと2か月半後、すなわち8月の中旬から下旬くらいには、今のドイツの水準に到達できると予想される。
ワクチン接種が先行しているアメリカならではの出来事がありました。24月曜の朝、全米プロゴルフの中継を観ていた私は最終ホールでの異様な出来事に度肝を抜かれました。ホールアウトまであと2打あるのにもかかわらず、ギャラリーがミケルソンプロの周りを取り囲むハプニングが起きたのです。
コロナ禍で、大会が中止になったり、開催されても無観客だったことにずっと我慢していたギャラリーが、50歳のベテラン選手の復活に感極まってやってしまったことなのでしょう。私はゴルフのマナーにはあまり詳しくはないですが、確実に安全と言えない状況であってはならないことだと感じました。
私たちも、ワクチン接種が浸透し感染者数が収束に向かっても、ゆっくりと元の生活に戻していくことを肝に銘じなければいけないと思いました。