緊急事態宣言の効果か、最近ようやく減少傾向に入りました。厚労省が公開しているデータの中で、私が着目しているのは

(a)新規感染者数<退院者数になること

(b)全国の重傷者数 の2つです。

前者がずっと続けば自然と感染は収束しますし、後者が一定数より下がれば、医療崩壊を避けられます。では、それは「いつ頃なのか?」「さらにどんな手段を取ったらよいのか?」を私なりに考えました。

東洋医学の世界には「時間をかけて壊れていった体は、修復にも同程度の時間がかかる」という考え方があります。ただしこれは「自然修復」の場合で、シャワーでなくゆっくりお風呂に浸かったり、食生活や睡眠環境を改善したり、整体に通ったりしてプラスの要素が加算されるとその期間はかなり短縮されます。この考え方を当てはめてみると150人前後(昨年10月と同等)に入るのは4月20日くらいになると予想できます。それをもう少し短縮できる「プラスの要素」は何でしょうか?

①気温が上がり、乾燥状態でなくなること

新型コロナの予防法は風邪やインフルエンザと同様です。したがって最盛期も同じと考えられ、

暖かくなる3月下旬には落ち着くだろうと思われます。

②会食時は各々が飛沫感染をしないよう最善の注意を払うこと

 飲食店の時短営業を徹底したら減少したということは、お酒がある程度回ってくると感染防止が

おろそかになる人が多いという仮説が成り立ちます。

 ③人ごみに行かないこと

  「密集」「密閉」「密着」の3密の中で一番気を付けなくてはいけないのが「密集」であることは、昨年3月の花見の時期や、GoToトラベルの施行後の数字が物語っています。

緊急事態制限が3月7日まで施行されているので、これから春のお彼岸くらいまではゆるやかに減少傾向が続くでしょう。問題はその後の「花見シーズン」と「ゴールデンウィーク」です。今一度、新型コロナの特性を理解して正しく恐れれば、お出かけや飲み会もいいかと思います。ただし、

①たとえ酔っていても飛沫防止を忘れない

②混んでいたらUターンするくらいの覚悟で出かける

の2点を守ることが最低条件だと私は確信しています。

上表は【大網白里市HP】に掲載されている今までの感染者数の推移です。12月に比べ1月は感染者数は増えたものの、自覚症状あり:なしの比率は12月が13:9≒6:4に対して、1月は27:6≒8:2に変わりました。「自覚症状がない人の比率が下がること」は拡散が抑えられ、収束に向かう兆しであるとも解釈できます。

 ムリが利く世代  
(29下)
どちらでもない  
(30-59)
体に異常が出る世代
(60上)
自覚あり13人30人16人
自覚なし5人11人3人
自覚あり率72%73%84%

年代別では、先月と比べ、高齢者が自覚症状が現れやすい傾向に変わりました。1月は2度の寒波が来て寒かったのが要因でないかと考えます。やはり体を冷やさないことは大事なんですね。

新型コロナに感染しても軽症で済むのか、中等症まで進むのかの分かれ目が「免疫力」にあることは、前回のお便りにも書きました。特に3月のお彼岸まではまだまだ寒いので下半身を冷やさないことが 感染防止のカギの1つになると思います。