寒くなり乾燥する季節になるとインフルエンザが流行るように、新型コロナの感染者数も増えてきました。今回私が注目したのが「重傷者数」。第一波のピーク(5/8)で約290人、第二波のピーク(8/24)で約260人であることと比べると、現在その約2倍の患者さんが苦しい思いをしているということです。

『感染者数が増えているのはPCR検査の数が増えているからだ』とおっしゃる方がいます。それは理由のひとつではありますが、重傷者が増えるのは「重症化しやすい人と日常的に近い距離にいる人の陽性者数が増えている」ということが想像できます。つまり、知らないうちにウィルスを運んでいる人が爆発的に増えているのだと私は思います。

もう一つ問題があります。軽症者はひとりの看護者で数人を担当できますが、重傷者が一人いると、その方にのべ4~5名の看護者が担当しなければならない場合があるという事実です。

重症の急性呼吸促迫症候群(ARDS)になった患者の治療法として、うつぶせにする時間を設けることで肺の換気機能を改善できる「腹臥位(ふくがい)療法」が世界保健機関(WHO)や厚生労働省から推奨されています。しかし誰でもできる行為ではなく、適切に行うには多くの熟練者が必要となると言われています。

朝日デジタル:松浦祐子氏 2020年9月30日の記事より引用

大事な友人が宿泊業や飲食業を営んでいるなら、どうぞGOTOトラベル、GOTOイートを使って、支援してください。でも、そこから帰ったときに、日常的に高齢者や持病を抱えている人と身近に接する立場にある人は、よく考えから行動してください。非日常の楽しみと、日常のささやかな幸せを天秤にかけることを想像してみれば、各々答えは出るでしょう。整体業を営んでいる私は、高齢者と接する機会が多いことを自覚して日々の行動をする・しないを決めています。

「がまんの一年」という言葉を聞いて、ふと予備校生の頃を思い出しました。希望する大学に落ち、予備校に通うようになって最初はがんばっていたけど、夏前あたりから気持ちがたるんできて、再びやる気になるまで数カ月を無駄にした記憶があります。12月頃あわててエンジンをかけ、2年目はなんとか合格できましたが、ひとつ間違えれば「後悔先に立たず」という状況だったでしょう。

そう考えると「気が緩んでいる」と言われている今の状況も、人間の本来の姿なのかもしれません。

ただ、これを「人類とウイルスとの闘い」ときちんと捉えることができた人は、刻々変わる状況を見ながら、周りに流されない「自分なりの判断」をその都度していることでしょう。

私の予想では、来年の2月くらいまではこの状態のままだと覚悟しています。飲み会もライブもスポーツ観戦も春までお預けですが、桜の咲くころに笑って楽しめる自分の姿を想像しながら、今だからできること・今しかできないことをコツコツ続けて行く所存です。