新型コロナ現在感染者数(データ提供:JX通信社/FASTALERT)
10/9 | 11/9 | 増加数 | 増加率 | |
千葉県 | 328 | 405 | 77 | 123% |
東京都 | 1899 | 2126 | 227 | 112% |
北海道 | 204 | 1094 | 890 | 536% |
宮城県 | 62 | 214 | 152 | 345% |
大阪府 | 458 | 1203 | 745 | 263% |
福岡県 | 75 | 93 | 18 | 124% |
沖縄県 | 272 | 280 | 8 | 103% |
ここひと月当たりの千葉県の現在感染者数は「微増」でした。GOTOトラベル、GOTOイートで、あれだけ人が右往左往している割には、収まっている方だと私は感じています。地域別の増加傾向を比べてみて、その要因がなんとなく見えてきました。それは、
①GOTOトラベルで人気の地域 ②繁華街がある地域 ③比較的寒い地域
この3つの条件に合致するのが「北海道」です。同じく人気の観光地である「沖縄県」や、繁華街のある「福岡県」はよく抑えているように見えます。
千葉県もこれから寒くなるにつれ、いっそう気を付けないといけません。そこで今回は「風邪、インフルエンザ、新型コロナの違い」について調べましたので、みなさまにお伝えしたいと思います。
1.風邪とインフルエンザの違い
「風邪」・・くしゃみ、鼻水、鼻づまり、のどの痛み、咳といった症状が主になります。こじらせると発熱、頭痛、下痢、吐き気などの症状も出現します。
「インフルエンザ」・・38度を超える高熱、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛・関節痛などが突然現われ、咳、鼻汁などの上気道炎症状がこれに続き、約1週間の経過で改善していきます。
(1)共通点
①ウイルスによって症状が発生すること
②鼻水や鼻づまり、のどの痛み、咳、発熱、頭痛
③予防法は、手洗いやマスクの着用、人混みを避けること(接触感染、飛沫感染が感染経路となるため)
④乾燥しやすく、咽頭の防御機能が低下する冬は、加湿も必要。
※上記③、④は「新型コロナウイルス」に対する予防法でもあります。
(2)相違点
①インフルエンザは最初からいきなり38度台の高熱が出る。その後短期間で全身倦怠感や関節痛がでることも。風邪は、くしゃみ・鼻水・鼻づまり・のどの痛みから始まり、発熱しても37度台の微熱で済むことがもほとんど。
②インフルエンザはワクチンがあるため、事前に予防接種ができますが、風邪は特定のワクチンがありません。風邪の主因となるウイルスは複数種あるからです。ちなみに風邪を引き起こす「コロナウイルス」と新型コロナウイルスは全く別物です。
2.インフルエンザと新型コロナウイルスの違い
新型コロナウイルスは、肺炎(上気道から下気道、肺胞まで感染)を起こす特殊なウイルスです。多くの症例で発熱、咳、咽頭痛、鼻汁、頭痛などがみられます。これらの症状が、1週間以上続く場合、新型コロナウイルス感染が懸念されます。
(相違点)
①インフルエンザは【急性熱性感染症】のため、38℃以上の高熱がメインの疾患だといえます。一方、新型コロナウイルスは【呼吸器感染症】といわれ、激しい咳が続いたり、息苦しくなったりした場合、その可能性があると考えられます。
②37.5℃程度の発熱が4日以上継続した場合、新型コロナウイルス感染の疑いもあります。この場合は医療機関にて速やかにPCR検査を受けた方がいいでしょう。詳しい手続きに関しては、かかりつけ医の指示に従ってください。
※情報元:東京都にある医療機関「クリニックフォア」のホームページより
https://www.clinicfor.life/articles/d-010/
https://www.clinicfor.life/articles/covid-073/
新型コロナウイルスは下気道や肺胞まで浸食する恐ろしいウイルスですが、入口は風邪と同じ上気道感染なので、そこで遮断できれば防げると仮定できます。私の経験上、下半身が薄着で寒い思いをすると風邪を引くことが多かったので、二年前の冬からズボンの重ね着を試したところ、上半身に重ね着しなくとも風邪をひかなくなりました。これからの季節は、①風邪をひきそうな状況をつくらない ②下半身を冷やさない ということに注意して生活することが重要だと思います。