7週間続いた緊急事態宣言がようやく解除されました。しかし感染拡大の波は欧米から南米に移り、地球規模で見れば「一周回ってもう一度」という可能性も秘めています。先行きの見えぬ不安の中で人々の心が追いつめられて「はけ口」を求めているようです。医療関係者の家族に冷たく接する心無い人がいること、SNSへの誹謗中傷で22歳の女の子が死に追いやられた事件、黒人死亡を発端に起こった全米抗議デモなど、感染症との闘いの中で人としてどうあるべきか問われてる気がします。
今の生活に慣れてきた
行動範囲が大幅に制限され予定表が真っ白になったとき「まず一週間のリズムを作ろう。何もしない日を無くそう」と考えました。当たり前のことができなくなって、それが再びできるようになったとき、スムーズに戻れるようにしたかったのです。今月から週一のテニスが再開することになり、今とてもワクワクしています。巣ごもり生活に慣れては来ましたが、やはりハレとケは必要なんだと感じました。
変化への気づき
今、大変ご苦労されている飲食業の方の向きあい方が2通りあるのに気が付きました。潔く休んで国の補償を待っている方、そして、テイクアウトを始めたり、3密対応のレイアウトを変えたり試行錯誤をしている方、どっちが正解なのかは現時点ではわかりません。後者のやっているコロナ対策は焼け石に水かもしれませんが、やっている所とやってない所の差は、消費者に確実に響くと思うのです。
東日本大震災のときも、数年たってからの復興の差は、落ち込んで何もやっていない人と、早い段階でとにかくなんとかしようとしている人の差だと、ある方から教わりました。刻々と変わる時流を捉えつつ、今の私にできることを本当に困っている人にタイミングよく提供したいと毎日考えています。
困っている人を助ける
今回の事象は、デジタル化の加速、そしてなかなか本気モードにならなかった「働き方改革」に火をつけたと思います。誰でも変化は怖い。テレワークになじめなかったりデジタル音痴だったりする人を「働かない、使えない」と十把一絡げにはできません。しかしテレワークを利用したリストラが今後加速するのは間違いないでしょう。
「やる気はあるけど最初のハードルが高すぎて」という人のために、整体に併設するサロンでビギナー向け講習を始めました。そう遠くない未来、「週1回、自宅近くのサテライトオフィスで遠隔で仕事する」という流れが大網白里市でも普通のこととなるでしょう。
「働き方改革」の舵が切られると、『結局、心と体の健康が資本なんだ』と多くの方が気づくでしょう。
『敵を知り己を知れば百戦あやうからず』と昔の人は言いましたが、コロナという敵の分析や対処法は世界のリーダーの手腕次第です。この間に私たちは、敵にやられないよう弱点を改善し、免疫力アップに有効な腸内環境を整えることに注力してみるのもいいかもしれません。
これから夏を迎え、暑い中もマスクを装備しなくてはならない状況が続きそうです。熱中症や尿管結石などコロナ以外の病気にも十分気を付けてください。