今年1月スイスで行われたダボス会議(世界経済フォーラム年次総会)のニュースで17歳の環境活動家グレタ・トゥンベリさんの『もう地球は待ったなしの状況なんだ』という発言に注目していました。昨年秋、千葉県を襲った台風や水害の教訓から、私は「毎年毎年経済の成長を続けなくてもいいんじゃないかな。日本はもう十分すぎるくらいに豊かになったのだから」なんて密かに思っていたら、それが現実となってしまいました。

仕事と私生活、行動範囲の大幅見直し

「営業継続か否か?」あらためて当店の役目を考えたところ、「体がほぐれ老廃物がうまく流れると自己免疫力が高まる、すなわちお客様の感染予防に貢献できる」と再認識しました。4月半ば緊急事態宣言が発令された後、「整体院」は医療施設の一種として認められ、千葉県が発表した休業要請の対象外となりました。施術者1人お客様1人に対して店が広いということもあり、営業を継続することにしました。

今、店の衛生管理については、マスクの装着、施術前の双方の手洗い・除菌・換気など思いつくものは何でもやっています。

私生活においても以下のように徹底しています。

  • 大網白里市以北および一宮町以南には行かない。移動には車を使い、電車は乗らない。
  • 「外食」「レジャー」は全面ストップし、スーパー、ホームセンターは平日のすいてる時間に行く。
  • ネットで買えるものは、送料がかかってもネットで買う。
  • テニスの代わりにやっている週3回のジョギングは、人とすれ違うときにマスクをつける。

生活はどう変わった?何を思った?

大網でいくつかの地域活動に顔出ししていましたが、大半が活動自粛されたため、毎日店と家を往復するだけの単調な生活になり、一時期ペースを乱しました。曜日感覚がおかしくなる前に、水金日の早朝ジョギングをすることでなんとか解消できました。逆に、距離があるために接点が少なかった人たちとWEB飲み会を始めて、今では週末のお楽しみとなりました。「Zoom」というオンライン会議システムを使っていますが、思った以上に簡単で使い勝手がいいです。

人前で直接アピールできる機会が激減した代わりに、最近では「コロナに負けない免疫力をつけるには?」をテーマにいろんな方法を考えて、わかりやすくまとめています。こういった点では「今までやってきたこととさほど変わらないんだな」としみじみ思います。

収束後の未来を見据えて

医療関係者の献身的な努力でこの国難を無事乗り越えられたら、次は私たちの出番だと思っています。具体的には

  • 運動不足が続いて体が硬くなったり太ったりしたときの解決(整体施術やダイエット講座)
  • 巣ごもり生活で疲れてしまった気持ちを解きほぐすお手伝い(お話相手のひとりとして)
  • 購買・会議・学習・診療・申請などあらゆる手続きのオンライン化が加速するだろう中で、ついていけない人たちをサポートすること(スマホ・パソコン相談)
  • 大人の都合でずっと我慢を強いられてきた子どもたちに、生きることの楽しさや希望を与えられるような活動(遊び場サロン・オトナ扱いの運営)をしていきたいと思います。